基本的な空枠(フレーム)作品の作り方
このページでは、UVレジンで空枠(フレーム)素材を利用した作品を作る方法について説明しています。レジン封入フィルムをうまく貼るちょっとしたコツも紹介しています。初心者の方に分かりやすくを目指してますので、経験者にはくどい内容になっているかもしれません。その他にも色々な方法が有るので参考程度に活用してください。ページ下方で動画でも紹介していますので、写真ではいまいちわかりにくいという方は動画も併せてご利用ください。
写真で作り方紹介
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1.用意する物
1.下準備の終わった空枠(フレーム)
2.レジン液
3.封入したい資材(チャーム・フィルム・ラインストーン等)
4.マスキングテープ
5.爪楊枝等の細い棒
6.ピンセット
7.エンボスヒーター(有ると便利) -
2.レジン液を多めに入れて全体に伸ばす(1回目)
まず、下準備の終わっている空枠にレジン液を多めに入れます。その後は下地の時と同じように爪楊枝等で空枠全体に広げます。
色を付けたい場合はここで色付きのレジン液を入れます。色付レジン液は硬化後もベタつく事があるので、表面は薄くても良いので透明レジン液でコーティングするようにする事をおすすめします。 -
3.気泡を取り除く
レジン液が空枠全体に広がったら、爪楊枝等の細い棒やエンボスヒーターを使って気泡を取り除きます。気泡が気にならない方はこの工程はスキップでも大丈夫です。
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4.気泡が入らないようにフィルムシートを入れる
レジン液に気泡が入らないように注意しながら、フィルムシートを空枠の端からゆっくりとレジン液に乗せます。
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ポイント1
フィルムシートを気泡が入らないように貼るには、液晶保護フィルムを貼るイメージでフィルムの片側をピンセット等で浮かせながら、端からゆっくりと気泡を抜きながらレジン液に乗せていきます。そうすれば一気にフィルムを貼った時より気泡が入らないで封入できます。
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5.しっかりと密着させ1回目の硬化
フィルムシートをレジン液にきれいに乗せられたら、ピンセット等で少し押し込みしっかりと密着させます。この時にフィルム全体が同じ深さになるように調整するのもコツです。
そして位置決めが出来たら1回目の硬化を行います。 -
ポイント2
透明なフィルムを切り抜く時のコツとして、まずはフィルムをマスキングテープに貼り、テープごと切り抜きます。そして切り抜いた後にマスキングテープを剥がすときれいな切り抜きフィルムの出来上がりです。
細かいパーツを切り抜く時は文具用のハサミではなく、眉毛用や赤ちゃん用の爪切りのような小さなハサミを利用すると上手く切り抜けます。 -
6.レジン液を多めに入れて全体に伸ばす(2回目)
レジン液を多めに入れて全体にしっかりと伸ばします。その後は爪楊枝・エンボスヒーター等で気泡を取り除いて下さい。
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7.封入するパーツをセットし2回目の硬化
レジン液が空枠全体に広がったら封入するパーツをセットしていきます。バランスを見ながらセットしていきますが、硬化させるまでは何度でもやり直しが出来ますので、試行錯誤しながらベストポジションを見つけてください。
ベストポジションが見つかったら2回目の硬化を行います。 -
8.立体感を出したい場合は何度か繰り返す
[7.]の工程を何層も重ねていくと立体感が出てきます。立体感・奥行感を出したい作品の場合は、一度に封入せずに何層にも分けて封入と硬化を繰り返してください。枠から飛び出しているフィルムが有る場合、コーティングするようにレジン液を塗ると立体感が出て、強度の補強にもなります。
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ポイント3
空枠作品は硬化させたレジンがちょっとした力で枠から抜けてしまう事が有ります。これは、レジン液を硬化させた際に収縮が起き、枠との間に目に見えない位の微小な隙間が出来ることが原因です。これを防ぐためには、空枠の縁にもしっかりとレジン液を乗せて硬化させる事がポイントです。表裏どちらの縁にも乗せれば完璧です!!
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9.マスキングテープを外す
封入工程の作業が完了したら、レジン液がしっかり硬化している事を確認し、マスキングテープを外します。外す際は端からゆっくりと外してください。マスキングテープを外した面は曇りガラス状になっています。そのままでOKという方はここで完成です。裏面もツルツルピカピカにしたいという方は次の工程に進みます。
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10.ザラザラ面にレジン液を乗せ硬化
曇りガラス状になっている面をツルツルピカピカにするには、レジン液を塗ってコーティングするようにします。レジン液を乗せた所はちゃんと透明になります。裏面の縁にもしっかりレジン液を乗せて硬化させる事でレジンが抜けなくなります。これで空枠作品の完成です!!
動画で作り方紹介<YouTube>
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